育児

2013年2月14日 (木)

絵本読み

オークランドにある日本語図書館は子どもに読ませたい、一緒に読みたいと思う本がたくさんあって、毎月、まとまった数を借り、楽しませてもらっている。

以下は、3歳の娘に読んで、娘がとりわけ喜んだ本のリスト

図書館は、オークランドでひと月に1回ある3-4歳児を対象にした日本語プレイグループ(親子の会)に合わせた出張貸し出しをしてくれており、一度に10冊まで借りられるため、毎月、上限まで借りて、子どもには寝る前に何冊か読むのが常になっている。多の多くの親と同様、本好きな子どもに育てたいという想いは強いから。

オークランド市が運営する図書館は、当然、日本語の絵本が極めて少ないため、貴重な日本語の絵本を貸してもらえる日本語図書館の存在はとても大きい。オークランドの日本語図書館は蔵書が3000冊あると聞いており、昔から読み継がれているような良質な絵本を数多く保有しているという印象を持っている。

また、図書館の利用を通じて、海外での日本語図書の環境を支援する団体や基金などがあることも知った。例えば30万円分の本を海外の図書館へ寄付する制度であったり、古本の絵本を海外へ発送する運賃を助成する基金があったりする。

当地の日本語図書館をはじめ、こうして志を持って尽力されている方々には本当に感謝している。

2011年2月19日 (土)

ミシンカタカタ

娘が好きな本に「わたしのワンピース」という絵本がある。主人公のうさぎが、空から落ちてきた不思議な布を拾う。その布をミシンでワンピースに仕立てる。ワンピースを着て出かけると、ワンピースの模様が次々と変わり、花柄から、水玉模様、夕焼け、虹、さらには流れ星にまでなってしまうというちょっと壮大な(?)なお話。うさぎが大好きな娘がひところはまった絵本である。

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冒頭、うさぎがワンピースを縫うときに「ミシンカタカタ、ミシンカタカタ」というくだりがあって、リズミカルなので、娘は、その語感が気に入っていたようす。

ところで、保育所までバスで通うときに、娘はきまってバスカードを持ちたがる。読み取り機に入れるのはまだできないので、入れる寸前まで、バスカードを持っていたいのだ。今朝、娘を連れてバスに乗ろうとした妻が、娘にバスカードを読み取り機に入れさせようとして、"Can you put the card into the machine?"といったところ、ふいに娘が大きな声で「ミシンカタカタ、ミシンカタカタ」と言い出したそうな。

そんな話を聞いていて、何気なく、ああミシンってsewing machine、日本語でいえばマシーンだよなあと思い当たり、膝を打った。日本人にとってミシンはミシンであるから普段別にその語源を疑いもしないけれども、娘が直感的につかんだ本来の言葉の意味に、ああ、やっぱり子育ては日々発見の連続だよなあ、としみじみ思ったきょうこのごろでした。

2011年2月 5日 (土)

話す娘

2歳を過ぎた娘がおしゃべりになってきた。英語でも日本語でも、一度聞いた言葉は、大体繰り返す。よく口にする単語は最も接触頻度の高い「マミー」「お父さん」「ラビット」「うさちゃん」を皮切りに、最近は暑いので「麦茶」、大好きな「牛乳」、それから絵本が好きなので「本よむ?」、童謡も好きなので「おんが(音楽)」「CDかく(かける)?」など。

節分の昨日は「桃太郎」と「鬼」が言えた。娘と一緒に作った鬼のお面をかぶって娘の前に現れたら、父親が変装していること自体まったく理解できない様子で、ものすごーく怖がったので、1分と経たず鬼は退散することになったけども。

昨日起こった、ブレークスルーともいうべき出来事は、娘が、生まれて初めて、助詞の「は」をつけてきちんとした言葉が話せたこと。果物の絵本をみていた娘が「これ は みかん」「これ は きうい」「これ は ナナ」「これ は いごちょ(いちご)」と全部の果物を、「これは」をつけて言えた。それまでは「これ みかん」と二つの単語と並べるだけだったが、初めて三つの単語をつなげて言葉が作れた。日本を離れて暮らす娘の日本語の発達を見守る親にとっては、狂喜乱舞して飛び上がるくらいの「快挙」だった。

時を同じくして、車内でもよく掛けている童謡のCDでお気に入りのチューリップの歌の一番が全部歌えるようになった。それからあたまかたひざポンの手遊び歌も歌えるようになった。



2010年3月23日 (火)

14ヶ月

ついこの前産まれたばかりと思っていた娘が14ヶ月になった。一歳を過ぎると、ここまで急カーブを描いて増えてきた体重と身長の伸び率はやや鈍化し(といってもどんどん増えているに変わりはないが)、その一方で内面的な成長が目に見えて出てくるので子育てが面白くなってくる時期なのではないだろうか。

通っている保育所では、一歳を過ぎたので`baby`を卒業して`toddler`の仲間入りをした。娘を担当してくれる先生は3,4人いるが、そのうちの一人は自然体で子どもに優しく添ってくれるような、とてもいい先生だ。娘もその先生が好き。朝、娘を保育所に送って、グズったりするときも、その先生が抱っこしてくれると、娘も落ち着く。頼れる先生がいるおかげで、娘は懐いていたbaby担当の先生からも卒業し、toddler組の一員として毎日元気に遊んでくれている様子で、親としてうれしくありがたいことである。

インド系のその先生は夕方、娘を迎えにいくとその日の出来事を報告してくれる。きょうは先生が言ったput it there(そこにおいて)という言葉を娘が繰り返した、と興奮気味に話してくれた。娘は、ママ、バス、車、バイクといって言葉が言えるようになっており、しばらく前には、目標物を指さしてover there(あっち!)という”文”も初めて口にした。抱っこしているときに、娘が行きたい方向を指差してこのフレーズを連発することもあった。だが、この時期は覚えたと思った言葉が”消える”ことがよくあるらしく、そういえば最近は全然話していないなと少し残念に思ったりする。なので今回のように、3つの語からなる言葉を口にしたは新鮮な驚きと喜びだった。そんな風に、毎日のように娘が口にする言葉、というか音に、ついつい過剰に反応して一喜一憂してしまう今日この頃である。

言葉以上に活発なのが、身体的な活動のほうで、歩くスピードは、まだよちよちながら、ぐんぐん速くなっている。ちょっと前までできなかった歩きながらの方向転換も上手にできるようになった。両手に物を持って歩くのはもうお手の物。放っておくと保育所にあるすべり台の登り下りを飽きるまで延々と繰り返したり、三輪車にまたがったりと一所懸命一人遊びしている。つんのめって青タンをつくることもしばしばあるが、その回数も減って、体のバランスのとり方がどんどん上手になってきている。

先月初めてニュージーランドを訪れたおじいちゃんおばちゃんからプレゼントしてもらった靴をはいて、毎日、元気に歩き回っている。娘の行動範囲が広がったおかげで、常に目を光らせていないといけないので気苦労も増えた。居間で遊んでいたと思ったらすたすたと台所まで歩いてきて、棚にある器をさわってガッシャーンということが何度か起こっている。いずれも娘に怪我がなかったのが幸いだった!

Zousan

 

2010年1月 9日 (土)

乳離れ

娘の一歳の誕生日まであと2週間。ここにきて乳離れが現実味を帯びてきた。

今朝ふと妻が漏らした。「おっぱいをあげるのが楽しくなくなってきた」。

理由の一つに、ぐんぐんと伸びてきた二本の下の前歯で、乳首を強めに噛むようになった。噛まれるたびに強く諌めて、お仕置きとしてその時点で授乳は中止するようにしているが、なかなか噛むのをやめてはくれない。

それ以上に楽しくなくなっている要因は、娘のおっぱいを飲む回数と量にかなりムラがでてきて、授乳を嫌がる時としっかり飲む時のタイミングが予想しづらくなり、娘を想ってしっかりあげようと思えば思うほど授乳がストレスになり、予想以上に大変な作業になっているからだ。

妻からすれば、これまでの経験から当然飲むべき、空腹なはずなのに、それでもずっと嫌々をされ続けてしまうと「拒絶されている、もうそこまでしておっぱいをあげたくない」と感じずにはいられないそうだ。

おっぱい以外に食べる固形、流動食の量は確かに着実に増えている。ご飯、パン、パスタ、麦粥、ウィータビックスなどを主食に、ブロッコリー、ズッキーニ、にんじん、なす、とうもろこしなどをいっぱい食べている。しかしおっぱいをやめて離乳食だけで体を維持できるほど食べているかといえば、そうとは思えないので、現時点での乳離れに頭を悩ませている。

Natsumiatnepier

2009年10月24日 (土)

9ヶ月

ついこの前、産まれたばかりと思っていた娘が、もう9ヶ月になった。月日が経つのは本当に早いものであるが、ここ数週間、特に娘の行動が活発になってきた。

娘はまだハイハイができないし当然歩けないので、一人座りして遊ばせておくと、周囲に危ないものがない限り安心だった。朝の忙しい時間帯はとても楽だった。が、つい最近になって座ったままジリジリと器用に前進するテクニックを身につけた。このテクニックで娘の行動半径が1メートルは確実に広がった。この1メートルは大人にとっては小さなステップだが、娘にとってはとてつもなく大きな進歩である。

朝の忙しい時間帯、ふと目を離した隙に、ステレオにジリジリとすり寄って、ボリュームのつまみを両手で回そうとしたり、スピーカーに襲い掛かって倒そうとしたり、カセットデッキを開いてみたり。どこからか見つけてきたCDをステレオにスロットインしようとしていたのには驚いた。親がCDを替えるのを日ごろ見ているので、同じことをやってみようとしたことが容易に想像がついたから。

室内用の鉢植えをひきよせて、土を食べようとしていたのをすんでのところで食い止めた。

たまに四つになってもがいているので、もう少しするとハイハイもできるようになると思うと楽しみであるがちょっと怖い気もする。

最近多いのは、夜泣きして見に行くと、四つん這いの体勢になって困って泣いていること。活発になってゴロゴロと寝返りを打てるようになって、たまにうつ伏せ寝をすることもあるが、うつ伏せの体勢から思うように戻れない。戻ろうと頑張って四つん這いの姿勢になるのだが、そこで疲れ果てて、エンエンと泣き叫んで助けを求めいる。体がどんどん動くようになっているのに、まだどう使いこなすかが分からない感じというか。

体格は相変わらずちっちゃいけど、そんなこんなで元気に育っています

Natsumi9months0Natsumi9months

この2年間で最もハードなセメスター(講義)が金曜日に終了(喜)試験まであと1週間。

2009年8月11日 (火)

Granありがとう

Palmerston Northのお義母さんが家事を手伝いに来てくれた。

Natsumi_frances

昼間は、gran(おばあちゃん)が付きっきりで娘の面倒をみてくれていたので、crecheの送り迎えをする必要もなく、こちらは忙しくなってきた学校に集中できてとても助かった。

娘は、ある種混沌としたcrecheで過ごすより、granと家でゆっくり過ごす方が気持ちも安らぐようで、ずーっと機嫌が良かった。それを示すように、哺乳瓶から飲む乳の量が増え、一度に飲む乳の量が、これまでの最高だった90mを大幅に上回る180mlを記録。みなを驚かせた。Granにいいところをみせようと、娘もがんばったに違いない。

写真はCornwall Parkの水仙。春がすぐそこまできている。

Suisen

2009年7月26日 (日)

1週目

娘がcreche(保育所)で過ごす最初の1週間が無事過ぎた。(crecheの適訳は託児所よりむしろ保育所なので、訂正した)

しかし不満がかなり募った。当たり前だが、自分たちの希望を100%満たすように、保育所の先生は娘の面倒をみてくれない。大切な娘を人様の手に委ねてしまうこと、仮にそれが資格を持ったプロの保育士であっても、全くの他人に任せてしまうことは、ある意味苦痛を伴うことを知った。

一番辛いのは、娘が眠いというサインを送り続けているにも関わらず、それをキャッチしてもらえないこと。娘が眠くてグズって泣いているのに、眠いから泣いているということがなかなか理解してもらえないようだ。こちら側の説明不足もあったかもしれないが、やはり限られた先生で大勢の子どもたちの面倒をみなければならない施設の限界のような気もする。

それに娘が哺乳瓶から母乳を飲む量も平均して半分以下に減ってしまった。自分なら、もっとうまく飲ませてあげられるのに、、、。一体、どうやって飲ませているのだろうかとちょっと心配になってしまう。

1歳未満の子どもが過ごす部屋の一角には大きなホワイトボードがあって、その日1日の子どもたちの行動が逐次記入されていく仕組みになっている。行動といっても、授乳、睡眠、おむつの交換の3つに限ってのことだが、授乳量、睡眠時間、おむつの交換の回数が、その時間と共に記されていくので、両親は訪問の都度、その掲示板を見ることで、子どもたちのおおよその行動を察することができる。

crecheに入る前の3週間、朝7時前後に起きた娘は、9時か9時半には眠くなって、グズってしまうので、その時間帯には必ず寝かしつけるようにしていた。ホワイトボードで知るここ1週間の娘の朝の睡眠は、ところが、10時半や11時~と、いつものパターンから1時間以上も遅れていた。泣きべそ顔の娘の顔が頭に浮かんだ。環境が大きく変わったことで、睡眠のパターンも変わってしまうのはやむを得ないことが、なるべくそうしたくないから、そうならないように注意書きを渡して、配慮してもらえように頑張ったつもりなのだが、、、。なかなか思うようにならない、非常にもどかしい思いである。とはいえ1週目、始まったばかりである。焦らずやっていこう。

話変わって、週末、パーマストンノースのお義父さんから新聞のスクラップ入りの手紙が届いた。新聞のスクラップは、新潟・佐渡歴史伝説館で土産品の売り子をするチャールズ・R・ジェンキンスさんの数奇な半生と、北朝鮮拉致解放から”有名人”になった彼と記念撮影を求める観光客の過剰な反応を、やや揶揄をこめて書いた全国紙ドミニオンポスト紙の記事だった。ジェンキンスさんは邦題で「告白」という著書があるが、記事中の本の紹介には"The Reluctant Communist"とあった。

http://www.amazon.co.jp/Reluctant-Communist-Court-Martial-Forty-Year-Imprisonment/dp/0520259998/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1248604798&sr=1-1

お義父さんの手紙は、たどたどしい日本語でしかし丁寧に書かれていた。日本語は数年前から勉強していて、よくもこんな難しい言語を還暦を過ぎて勉強できるものだといつも頭が下がってしまう。手紙には、記事を通じてこのような事件があったことを初めて知ったこと、ジェンキンスさんはまるで動物園の動物のようだという感想が、ひらがなとわずかな漢字で書かれていて、文法の間違いはあるにせよ、とても立派な内容だった。結びは、「セメスタ2のこうがくはがんばって下さい」。

節目節目に、いつも、さりげない応援の言葉をかけてくれているお義父さん。本当にありがたく、感謝している。

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2009年7月17日 (金)

Day 14(終わり)

2学期の始まる来週月曜日から、娘はいよいよcrecheで日中過ごすようになる。入所前に付き添って、まとまった時間を一緒に過ごすのはきょうで最後だ。

11:30 crecheに着いてすぐ、哺乳瓶から授乳する。それから、娘の1日の行動パターンを書いた"取扱説明書"を、提出する。家でやっていることとここに来てやることとあまり差異がないよう、娘にとって急激な変化がないように、スタッフ用に嫁さんが細かく丁寧かつコンパクトに注意書きをしたものだ。娘はもうcrecheのスタッフの人をみても驚かないし、むしろ安心している。大勢の子どもたちにビクビクおびえたりもしていないので、とりあえず安心した。

12:15 しばらく過ごしてから帰る。去り際にスタッフの一人が「入所前に1, 2回子どもと一緒に来て過ごす親はいるが、あなたのように何度も来た人はこれまでいなかった」と半ば呆れ、半ば感心するように声を掛けてくれた。「そんなことを言ったって娘は6ヶ月でとても小さいから心配だ」と応じると「大丈夫。しっかり目を見開いて周りを見ている子だし、もうスタッフ全員の顔も分かっているから心配ないですよ」と勇気づけてくれた。

12:40 大学内にあるParental Space(子どもを持つ学生向け休憩施設)で嫁さんと3人で昼食、授乳。ここは嫁さんの会社とcrecheのほぼ中間にある。来週以降は、私が娘をcrecheに迎えに行って、嫁さんとここで合流、授乳を行うといったお昼のイメージを描いている。時間のない昼休みにうまく活用できそうな場所なので、予行演習というか、実際やってみてどうか1度試してみようと思っていた。

授乳もうまくいったし、便利な場所にあるし、とりあえずここで何とかなりそう。ただ雰囲気が少し気になる。というのも、間取りが広い割に、ベビーカーの移動が不便なように通路に物が置いてあるとか、昼時にテレビのワイドショーをつけて大音量で流しているとか、スタッフが匂いの強いジャンクフードを平気で食べているとか、小さい子どもを連れてくる親ならば眉をしかめてしまうようなところが散見され、子どもの利用者が少ないため、一般学生の休憩所と化しているのでは??といった印象も持った。施設の責任者が若い学生ということもあるのだろう、子を持つ親の気持ちになった環境作りに配慮が及んでいないようで、残念な気がした。ここを利用するかどうかは、もうしばらく使って様子をみてから考えようと思った。

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2009年7月16日 (木)

Day 13

きょうは10時半から2時までお昼を挟んでcrecheで過ごす

11:00 crecheに着いてしばらく遊んだあと、お腹が減ってグズり始めた娘に、哺乳瓶から乳を飲ませる。周囲の騒音を大して気にすることもなく、平均量の70mlをゴクゴクと飲んでくれ、ほっとする。飲み終えて眠くなった娘をベビカーに乗せて外出。近くの公園を歩き始めてすぐに娘が眠りに落ちる。学内にあるDowson's Cafeで平穏なひとときを過ごす。この店のFlat White(コーヒー)は美味い。30分ほど寝て娘が起きる。もう少し本を読む時間があると嬉しかった。

12:30 職場から歩いてきた嫁さんと合流。3人で再びcrecheに向かう。

12:50 嫁さんcrecheで初めての授乳を無事に終了。満足してハッピーになった娘に本を読んだり腹這いになるtummy timeをさせたり、遊ばせる。

嫁さんが娘の面倒をみている間に、私は日本人の2歳の男の子と遊んだ。日本人は娘以外にこの子だけといい、自分が日本語を話すと分かったらしく、興味を持たれたようだ。

最初は話しかけても返事がなく、目がどこか別な方をみていたが、ふと持っていた「はらぺこあおむし」の絵本を見せて「読んであげようか?」と聞くと、唐突に目が輝き出した。一冊読み終える頃には、男の子の警戒心もすっかりとけて、まとわりつかれてしまう。

彼の話す言葉は、英語と日本語が完全に混ざっていて意味不明。ほとんど聴き取れない。こういう環境だと無理もないのかな、娘もこんな風になるのかな、などと思ったりした。

それでも、こちらが話す日本語を、主に語尾のあたりだけを繰り返してくれることに、話すうち気付いた。すべては聴き取れないが、たぶん意味はおおかた理解できているのだろうし、少しずつなら繰り返して言えるのだと分かる。

子ども向けの布製の本や積み木やガラガラや、そこら中にある色んなおもちゃを自分のところにもってきては、言葉にならない言葉で遊んでくれとねだってくる。そうこうしている間にすっかり懐かれてしまって、Crecheのスタッフにも「辛抱強くていいお父さんだね!」褒められてしまうほどだった。

2歳の子というのは、これほどに好奇心旺盛で行動的なのだろうか。それともその男の子が人見知りしない子で、人一倍行動的な子どもなのだろうか。娘に不満があるわけでは全くないが、行動的な男の子もいいなあと思わずにはいられなかった。

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