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2009年8月21日 (金)

Anti-Smacking LawにNO

衆院選の期日前投票がいよいよ始まったが、ニュージーランドでは、Anti-Smacking Lawという子どもの虐待に関する法律の是非を問う国民投票(Referendum)がきょう締め切られた。

法律は、子どもへの体罰を基本的に否定するもので、家庭内暴力から社会的な財産である子どもたちを守る目的で成立した。しかし、極端な話、いたずらの過ぎる子どもの尻を平手打ちした親が、警察沙汰になってしまう可能性があったり、善良な両親が純粋な教育的措置として与える子どもへの体罰をも否定してしまっている。2年前に可決、施行されたが、成立までの議論が不十分だったこと、施行後の効果が疑問視されていたこと、依然として強い反対意見があることなどから、今回の国民投票に至っている。

今回の投票プロセスは全て郵便を通じて行われた初めての試みだそうで、国民投票の仰々しさも特になく、有権者は、送られてきた用紙にチェックを入れて返信用封筒に入れてポストに投函するだけ、実にあっさりしたものである。

その国民投票にかけられた質問:

"Should a smack as part of good parental correction be a criminal offence in New Zealand?"

Referendum

親による(子どもを)矯正する(懲らしめる)上でのスマック(平手打ち、パシッと叩くこと)は、ニュージーランドにおいて犯罪行為に当たるか?

質問が何とも腑に落ちないのは、第一にsmack、第二にgood parental correctionの定義がはっきりしないためだろう。それぞれ、何をもってそう定義するのかが、明確でない。子どもにやってはいけないことを教えるために行う体罰であっても、それが善なのか悪なのか、人それぞれ考えは異なるし、叩くという行為についても、人それぞれ程度が違ってくる。そもそも、Anti-Smacking Lawという法律が成立していること自体もおかしな感じがしてくる。

親が子どもを叩く権利を取り上げられ、子どもを一度たりとも叩く機会を失ってしまったら、子どもは、どうやって叩かれることの痛みを知ることができるのだろうか?

http://www.stuff.co.nz/dominion-post/opinion/editorials/2757255/Smacking-law-works-as-it-is

結果は来週火曜日に公表されるそうだ

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コメント

勿論というか、No にしました。こんなことを聞かれることに?というか、MPと私たちの考えが乖離しているのかな、などとも思いました。

質問自体にも問題があるような気がしましたが。

叩いても、しばいても、素直な、物事の善悪が判断できる子に育てることが一番大事なことですよね。

Super Cityについて住民投票してほしいのですが、個人的には。

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